先日、広島市のN様のご依頼にお伺いさせて頂きました。
※投稿についてN様 了承済
N様とききちゃんとの出会いは12年前。
当時、小学生だったN様の息子様が小学校近くで車にひかれてた猫を連れて帰って来ました。
N様は「猫嫌い」だった為、「直ぐに逃がしなさい」と言いたかったけど、
息子さんのやさしさと猫の状態(血とかは流してなかったが、足がブラブラしていた)で
ひとまず、お家へ入れる事にしました。
しかし猫ちゃんは、水は飲むがご飯は食べず、初めての家なのに全くその場から動きませんでした。
翌日、病院へ連れて行くと「骨盤骨折」で、もしかしたら一生歩けないかもとお医者様から
言われたそうです。
泣きじゃくる息子とN様も「野良猫」では生きていけないかも・・・
という思いで、我が子に受け入れたそうです。
息子さんが「ききちゃん」と名付け、毎日のご飯やトイレ掃除とずっとお世話していました。
息子さんは小学校、中学校、高校、大学と色々な事がありましたが、常にききちゃんがそばで
見守っていたそうです。
先月、息子さんは「成人式」を迎えました。
その晴れ姿はききちゃんも喜んでいたと思います。
しかし先日、ききちゃんは虹の橋を渡って行きました。
命の恩人の息子さんとずっと一緒に歩んできた、ききちゃん。
成人した息子さんの成長に安心したのでしょう。とN様。
ききちゃん、もしかしたらここまで生きれなかった命を救ってくれた息子さんとN様にずっと感謝してたんやね。
そして絆と愛情は永遠の物になったんやね。
幸せだったね。ききちゃん。
心からご冥福をお祈り申し上げます。